Dr.Peper make health happen 健康ブログ

2013年1月28日 月曜日

毒を用いない癌治療:エメット・ミラー医師とエリック・ペパー博士の対話より

投稿日:2012年1月29日

2012年1月7日に録音されたエリック・ペパー博士とエメット・ミラー医師の対話を聴きませんか?

この対話では、エリック・ペパー博士とロバート・ゴーター医師の共著「Fighting Cancer: A Nontoxic Approach to Treatment,(癌と闘う、毒を用いない治療アプローチ)」の本で述べられている考え方について探っています。この本で展開される論点モデルは科学的根拠に基づいており、有効な結果を示し、人間的で、非毒性で、幅広い種々の癌に大変有効な方法です。癌と闘う免疫系を内側から支えることで患者さんのケアを進めることができ、この本は何百人ものがん患者さんが自ら行動をとって希望が湧いてくる内容です。

自分自身や、自分が診ている患者さん、あるいは自分の大切な人が癌と向き合っているのであれば新たな発見のための絶好の機会でありペパー先生のお話に魅了されることでしょう。自分の人生や身の回りでまだ癌に出会っていないのであれば、もしものときに癌に対していかに賢く対処すればよいかを備える素晴らしいチャンスとなります。また、バイオフィードバックとセルフヒーリングのツールなどについても最新の情報をお伝えしています。

今のわたしたちの社会が「保健」システムというよりも「保病」のシステムになっており、病気になることで機能するような体制の中で、ペパー先生は、病気・疾患・不調に対処するわたしたちが内に秘めている潜在的な力に焦点を当てて説明しています。
この対話を聴くには conversation between Erik Peper, PhD and Emmett Miller, MD  、(エリック・ペパー博士とエメット・ミラー医師の対話)のリンクをクリックしてください。

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2013年1月28日 月曜日

「ヘルシーな食事」をしているつもりだけど、これって体に悪いの?

投稿日:2012年3月16日

私の栄養が偏っているなんて、なんで言えるんですか?
バランスのとれた食事内容で、肉、野菜、果物、乳製品などしっかり摂っています。
複数のビタミンも毎日飲んで、地元の農家の市場でオーガニック野菜も買っています。
米国心臓協会と米国農務省の食生活ガイドライン・プレート型・ピラミッド型基準に沿った食事をしています!

人類の進化の過程をみると、人間の遺伝子にとっては狩猟民・採集民の食事様式が最適なのですが、ここ数百年の中で私たちの食生活は劇的に変化し、ご先祖様の時代の理想的な食事からまったく異なる食事内容になっています。今わたしたちが口にしている食べ物は5千年1万年前には口にしていなかったとうもろこし、麦、牛乳、そして一連の加工パック食品などです。大昔には、はちみつの摂取量は年間約1kgだったところ、今では平均72.6kgの糖を摂取しており、必須のビタミンAやDなどを含むレバーなどの内臓肉ではなく、ステーキを食べています。

本当にヘルシーな食事とは、栄養のない高カロリー食(例:シリアル、ハンバーガー、白米、白い小麦粉)でわずかにビタミンやミネラルが添加されているものではないのです。真にヘルシーな食事はわたしたちの進化の歴史に一致しているもの、つまり狩猟民・採集民の食事で、わたしたちの体と脳の成長と維持を支えるものです。ヘルシーな食材は主に、自然の非加工食品で成り立っており、たとえば野菜、葉物、果物、ベリー、ナッツ、根菜類、芋類、天然の(養殖でない)魚、放牧畜肉などです。これらの食材を食べると、FDA米国食品医薬品局が発表している一日摂取基準量(RDI)ガイドラインをはるかに上まわってしまいます。このガイドラインは米国の健康な人の97~98%の必要量を満たすと考えられている栄養摂取量です。Recommended Daily Intake (RDI) guidelines

これらのビタミンミネラルの最低限の一日摂取基準値は、最適な健康状態を保つためには低すぎ、不足している場合がほとんどです。マイケル・ポランが著作, In Defense of Food. で述べているとおり、栄養素は単独で作用するのではなく相互に作用しながら機能します。

米国農務省(USDA)発表の食生活ガイドライン・プレート型・ピラミッド型での栄養ガイドラインやアメリカ心臓協会(AHA)は研究結果などよりも大規模なアグリビジネスによるロビー活動に沿った内容です。USDAやFDAのガイドラインに沿った食事をしていると、長期の無症候性の栄養失調の状態になってしまい、病気と闘う力も弱まります。

もし、推奨されている欧米化食の食事内容が十分なのであればビタミンやミネラルのサプリメントを摂って病気を防ぐ必要などないはずです。でも全くそうではありません。対照群をおいた研究において、特定のサプリメントを摂ることでいくつもの疾患を予防あるいは発症を減らすことができることがわかっています。

・妊娠前に葉酸(ビタミンB9)を400㎍/日摂取すれば新生児の二分脊椎(神経管の欠損)の発症を71%も減らすことができます。自然の葉酸が豊富に含まれている食材、葉物(ほうれんそう、アスパラガス、蕪の葉など)や卵黄、ひまわりの種、レバーなどの
食品を食べていれば葉酸サプリメントの摂取は必要ないかもしれません。

・妊娠している女性は魚油カプセル(オメガ3を1000㎎含有)を妊娠期間中に摂れば、植物性カプセルを摂る妊娠女性に比べて、生まれた赤ちゃんが湿疹やアレルギーになるリスクを40%減らすことができます。オメガ3を豊富に含む青魚や亜麻仁(あまに)、地鶏で餌にもろこしや大豆が含まれていない鶏の卵、そして哺乳類の脳を食べていれば、オメガ3のサプリを摂る必要はないか
もしれません。

・注意欠陥性多動障害は、非加工食品や緑黄色野菜・根菜類を子供たちがより多く食べると減らすことができます。

・ビタミンDのサプリを摂取した十代女性は、摂取しなかった同年齢の女性たちに比べて骨折が有意に少ないです。年配女性で
骨粗鬆症が大幅に増えている背景に、慢性のビタミンD不足(工業化された大規模アグリビジネスによってもたらされる慢性の栄養失調)と、日焼け止めの使用が大きく影響を与えているとはいえないでしょうか?若い女性たちが自然のビタミンD豊富の食材、アルファルファや、青魚、牛レバー、地鶏の全卵、そして十分に太陽光を浴びていたらビタミンDのサプリは必要ないかもしれま
せん。

工業化された欧米化した食事を食べていると神経変性疾患の発症リスクが上がるという研究もあります。血中のオメガ3濃度が低い成人は、高濃度の成人群に比べて、大脳の容量が有意に少ないという研究があります。さらに、血中のオメガ3濃度が低い成人は抽象的記憶力、視覚記憶力、実行機能(行動管理能力)が高濃度の成人群に比べて有意に悪いというデータがあります。

これらの研究結果は、脳の委縮が多発性硬化症やパーキンソン病、アルツハイマー病などの脳神経疾患と関連した特徴であることから懸念されることではあります。今の食生活のせいで、アルツハイマー病やADHDが増加しているのでしょうか?

サプリを摂ることである種の疾患が予防できるのであれば、脳と体に十分な栄養をもたらす食事をしっかり摂るほうが賢いのではないでしょうか?

テリー・ウォール医師は、この感動的なビデオDr. Terry Wahls, MD, Minding Your Mitochondria, 「自分のミトコンドリアは自分で面倒みよう」の中で、西洋医学では治らないとされている多発性硬化症を自分で治した経緯について述べています。ウォール先生は脳にとって最適の栄養を摂れるような狩猟民・採集民の食事をして治したのです。3年以上かけて車椅子生活を脱し、自転車に乗り、このYouTube動画にもあるとおり乗馬までできるようになったのです。

狩猟民・採集民の食事の良さをぜひ体験してください。1か月間、狩猟民・採集民のように食べましょう。一日にオーガニック野菜や葉物、ベリー類、根菜類、果物、芋類、魚、放牧されている畜産動物(あるいは地鶏の)の臓器を9カップ相当食べましょう。とうもろこし製品や砂糖、加工食品は食べないようにしましょう。4週間ほどすると、違いを実感するでしょう。よりエネルギーを感じ、炎症などを起こす頻度が少なくなり、頭の回転が良くなります。
食事や栄養についてのガイドラインに関しては自著Fighting Cancer-A Nontoxic Approach to Treatment. の第9章をご覧ください。

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2013年1月28日 月曜日

うつや不安症のとき、薬を飲んだほうがいいのでしょうか?

投稿日:2012年1月20日

うつや不安症、パニック障害などの気分障害の治療薬をこれから飲む方あるいは飲んでいる方には、ロバート・ウィテカー著「Anatomy of an Epidemic(流行り病の解剖学)」を必読書としてお勧めします。この本は細部にまでエビデンスをもって論じながら小説のように読みやすく、向精神薬の効果が「神話」に過ぎず、服用によって一生涯の機能低下と症状の悪化につながる可能性があることを述べています。著者は、うつ病、注意欠陥多動性障害の子供たち、双極性障害、パニック障害、不安症、そして統合失調症に至るまでこの論点での研究結果を次々と示しています。たとえば、カナダの研究で1281人のうつ病患者さんたちで短期的に日常に支障をきたす不調となった人たちの研究を引用し、その中で、抗うつ薬を飲んだ人の19%が長期に不調をかかえることになり、一方、薬を飲まなかった人の9%が長期に日常に支障をきたすほど不調だったと述べています。

さらに重要な点として、パニック障害に対してザナックス(アルプラゾラム)などのベンゾジアゼピン薬で治療された場合、投薬が漸減されていって投薬終了した後の長期でみると、プラセボ群の方が結果がよい、という点があります。ウィテカーはFDAがこの薬を認可したときの研究データの一部である下記のグラフを用いてこの考え方について説明しています。
(グラフの説明:x軸=期間(ベースライン、週数)、左から積極的治療期間、投与量漸減期間、投薬終了、 y軸=パニック発作の回数。濃い実線=Xanax投与群、薄い実線=プラセボ投与群)

このアップジョン社のザナックスの研究では、患者さんは8週間にわたりこの薬物もしくはプラセボで治療されました。その後、9週目から12週目にかけて投与量を徐々に減らし、最後の2週間は投薬なしです。ザナックスを飲んだ患者さんは最初の4週間の治療効果が良好ですが、これはアップジョン社が患者さんたちの日記に焦点をあてて効果を判定している期間です。ところが薬の量が減ってくる期間には投薬群の患者さんたちはプラセボ群の患者さんたちよりもパニック発作の回数が増えており、研究の最後の段階では投薬群の方が症状がひどかったという結果になっています。出典: Ballenger, C "Alprazolam in panic disorder and agoraphobia." Archives of General Psychiatry 45 (1988): 413-22 (バランジャー、C著「パニック障害と広場恐怖症におけるアルプラゾラム」 精神科学アーカイブ 45 (1988) 413-422). Pecknold, C "Alprazolam in panic disorder and agoraphobia." Archives of General Psychiatry 45 (1988): 429-36. (ペックノルド,C著「パニック障害と広場恐怖症におけるアルプラゾラム」 精神科学アーカイブ 45 (1988):429-436)
引用元:ロバート・ウィテカー (2010―03-31)「流行り病の解剖学:魔法の弾丸(特効薬)、向精神薬、そしてアメリカで驚愕的に増えている精神疾患について(p.297)

この本の内容と、科学的なエビデンスをみると、非薬物療法を治療の第一のアプローチにしたほうがよいことを示唆しています。命にかかわる選択かもしれません。


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2013年1月28日 月曜日

ストレスと癌の間にリンクはあるのか?

投稿日:2012年1月19日

癌の発症と進行には、発がん物質への曝露や習慣リスク因子(日頃の行動に潜むリスク)、免疫低下状態、またはストレスなど多くの要素が関与しています。乳がんの増加に最も関与している因子として挙げられるのが、夫の死去、離婚や別離、病気や怪我、親しい家族や友人の死や失業などのストレスです。またストレスは乳がんの再発や予後の低下にも関係しています。

ストレスによって癌のリスクが上がるのであれば、ストレスマネージメントの方法を学ぶことで癌のリスクを減らし治療の結果もよくなると考えられます。とても優れた11年間のフォローアップ研究において、オハイオ大学のバーバラ・アンダーソン教授は、乳がんの患者さんで14週間のストレスマネージメントプログラムに参加した人たちが、対照群に比べて著しく高い生存率と低い再発率を示したと述べています。

ストレスが癌のリスクを上げ、ストレスマネージメントが生存率を上げる、という結果は、ストレスマネージメントを癌治療と予防の一環として摂りいれるべきであることを示します。患者さんがすぐに自ら実践できるストレスマネージメントの方法については自著Fighting Cancer(癌と闘う)の本の中の第3章セルフケアをご覧ください。

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2013年1月28日 月曜日

動物性たんぱく質の摂取を減らし、癌の発症を抑えましょう

投稿日:2011年12月30日

癌の発症や進行は、自分の免疫力と発癌因子、体がもつ毒素処理能力、そして食事の内容が相互に作用しておきます。たとえば、ラットに発がん性のあるアフラトキシンという毒素を低用量与えた場合、癌の発現はそのラットがどれくらいのタンパク質を摂取しているかによります。もしそのラットが食べているタンパク質の量が20%から5%に減るとアフラトキシンによって誘導される癌の発現は起きません。動物性タンパク質の摂取と癌の発現の関連性は最近わかったことではありません。The China Studyという本の中でキャンベルが述べており、人間にもしっかりあてはまることです。一番のポイントは、動物性タンパク質の摂取が低いほど癌の発症率が下がります。
よって、癌のリスクを下げるには動物性タンパク質の摂取を減らして植物性タンパク質をより多く摂るようにするのがよいでしょう。

この食事についての考え方は最近の映画Forks over knives (2011年)でもとてもよく描かれていて、この映画ではわたしたちを襲う変性疾患のすべてとはいわないまでもその多くが、動物性の食品や加工食品を摂らないことでコントロールでき、場合によっては発症した場合も治せる、と主張しています。
食事と健康についてのガイドラインとして革新的な観点から自著Fighting Cancer - A nontoxic Approach to Treatmentの第3章、セルフケアの章をよろしかったらご覧ください。

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